やる気すえおき

年の瀬

毎年思う気がするが、今年はあっという間に終わった。コロナ禍であったので起伏の無い一年間であったこともあるだろうし、やたら仕事が忙しかったこともあるだろうし、年齢を重ねればそうなっていくものなのだろう。気づいたらまた感染症の季節になっている。幸い近いところでコロナの報告は受けていない。今シーズンは大丈夫だろうか。
もともと引きこもりがちな生活なので自粛はそれほど苦ではない。多少酒の量が増えて外をぶらぶらする機会が減った程度だが、年末に家族で買い物に来ているお客さんを見ていると、ああ自分は一人なんだなと思わされる。負い目というか劣等感というか、いわゆる世間と違うのだと感じる。日頃見て見ぬふりをしていたことが、平時ではありえない早い時間に買い物に行くことで、一年でも特別な季節になって、認識せざるを得ない。
少しは世間に合わせようと雑煮の準備は終えた。言われずとも酒は飲んでいる。年始の休暇を延長してはどうかといった感じの政府の提言はどうなったのだろうか。何はともあれ、この2020年を無事に過ごせたことは幸運であったと言えるだろう。来年はどんな年になるのだろうか。やはり毎年のことだが、来年はよりよい一年になってほしいと願っている。